「は?ギノさんはなんなの?俺に死ねって言ってんの?なんなの?」
「誰もそんなこと言ってないだろう」
「マフィアに潜入捜査とか死ににいくのと同意語みたいなもんじゃん!」

ドミネーターに撃たれて死ぬのも勘弁したいけど銃で撃たれんのも嫌だわ!だって痛いじゃん!
うがあ!と頭を抱えながら仰け反ると縢に「うるせーよ」と笑いながら一蹴されてしまった。普段うるさいのは自分のくせにこういうときだけ諌める側に周りやがって。縢なんてパラライザーで撃たれて暫く再起不能になればいい。むしろ不能になってしまえばいい。

「えー……えええ、ギノさんまじないわ……ていうか百歩譲って潜入捜査しに行くにしても相手取るのがあの天下のボンゴレっしょ?もう無理ゲーすぎるわ瞬殺されるわライフカード捲るまでもなく俺の人生終了のお知らせ……」
「黙って行け、これは任務だ」

なんで俺一人だけなんだよおかしいだろ。いつもみたいに公安局刑事課ですってコミッサホロ被せたドローンで囲めばいいのに。意味わかんねえ。

2015.07.26
土竜の唄パロディ・公安局主がマフィアに潜入捜査